【Monthly Greetings】2015年2月号
2015-02-01
●2015年2月のひとこと
2015年も早や1ヶ月が過ぎ、2月を迎えました。
まずは、先月20日から日本だけでなく世界中で大きく報道された「イスラム国」と名乗る、中東過激派による日本人人質事件に対し、激しい憤りとともに、殺害されたと思われるお二人の悲報に接し、深い悲しみを禁じ得ません。心より哀悼の意を表します。
さて、先月17、18日は大学入試センター試験が行われました。
今年も勤務先大学が会場の一つに指定されたことで、私も試験監督官として受験生を前に「解答はじめ!」といった合図を発する進行役を務めました。この受験生たちを前にしていろいろ思うことがあります。
かつて“受験地獄”ということばもよく使われるなど、受験勉強に対して否定的な見方が一般的だったのではないでしょうか。
しかし“大学全入時代”と言われる今日、“ゆとり世代”というわけだけではありませんが、“書きっぱなし”のレポートなどを平気で提出してくる学生を目にすると、受験勉強というものが必要悪ではないかと思うこともあります。
それは大学入試などの勉強を通しての最大の収穫は「何度も読み返し、確認する」という能力(?)が身につくと思われるからです。私は、ゼミ学生の卒論執筆時には、「最低3回は読み返してから提出することは読んでもらう相手に対するマナーですよ」と指導していますが、確認することを習慣として身に付けてもらいたいのです。
大袈裟かも知れませんが、このような未確認習慣の学生が放置(?)されたまま社会人になっていくと、これまで高品質とその信頼性によって築かれてきたMade In Japan のブランド力も低下するのではと危惧しているからです。
私自身も含めて、やはり“再確認”という作業やプロセスは怠らないよう、今一度、留意したいものです。
●事業活動のご連絡
先月は、弊社の関係先企業が主催する、グループ企業全体に向けた総決起集会(?)なるものに参加してきました。
全国からその関連企業の幹部が集まり、中期事業戦略構想の概要と具体的な道筋について普段顔を合わすことのない面々が自由闊達に意見交換しました。またこの場所が風光明媚で温泉もある研修場所ということで、夕食後のノミュニケーションもお互いの信頼感と組織の結束力を高める上で、改めて有意義な要素であることを再認識しました。
今月は、外部専門機関からの依頼で、一般ビジネスマンを対象に講演する予定です。講演テーマは「グローバルと新事業を軸足に置いた戦略マネジメント」というものですが、仕事帰りのみなさんにこの堅いテーマを少しでも聞きやすいものにできればと願っております。
以上、2015年2月のMonthly Greetingsでした。
弊社ビット89では、皆さまの社外「経営企画室」として、
ビジネスに直結した
●「量り売り方式のリサーチ」
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を行っております。
出前スタイルのセミナー研修も喜んでお受けいたしますので、
どうぞいつでもお気軽に声をかけてみてください。
学び直しの経営塾「寺子屋カレッジ」塾長 吉田健司